煌めきを描く
だいぶ放置してしまっていたホムラくんのログボ思念のストをようやっと読んできたんですが、こうして思い出しながら感想書こうとするだけで涙出てくるくらい良かったんでクソデカ感情覚え書きです。

こちらある任務を思うようにこなせなかったことで鬱々とする主人公を恐らく「夏祭り」のようなイベントが開かれている「白砂湾」に連れ出したホムラがあの手この手で彼女を元気付けようとめちゃくちゃ健気に段取りしてくれる、みたいなショートストーリーなのだけど、なんだろう、ホムラくんは本当に主人公ちゃんのことが大好きで仕方ないんだねって思ったら、その「愛の深さ」みたいなものにむっちゃ泣けてしまって。涙
て言うか、「ここ数日メッセージのやり取りで5文字以上の返信をもらってない」ことで全てを察し敢えて「なぜ元気がないのか」尋ねることも思い出させることもせず「もしかしたらここにワンダラーが潜んでいるかも?」なんてべらぼうにスマートな誘い出し方してくれてる彼に、「せっかく誰かさんが知恵を絞って虚偽の通報までしてくれたのに応えないなんて礼儀知らずだね」って、主人公ちゃんはなんちゅう野暮な引き受け方をするねんw
でも、そういうとこがまた好きで好きでたまらないのだろうな…(ないてる
貨幣を使わず物と物を交換する物々交換市を巡り最終的に「手持ち花火」と「商品引換券」を手元に残したふたり。「夏の夜の浜辺に花火は欠かせない」という主人公をちょっぴりからかいながらもとっても嬉しそうなホムラは、自分の花火を使って宙に彼女の似顔絵を描いた後、「僕のボディガードさんはいま喜んでいるのかそれとも不機嫌なのか」口元を描き足すことで伝えて欲しいと訴えてくる。
この「喜んでる?」「それとも不機嫌?」って尋ねてくる顔が本当にピュアで無垢でいじらしい。涙


これを受けいつの間にかすっかり心が軽くなっていることに気が付いたらしい主人公。そんな彼女に最後は「引換券」を手渡し、「これから君が抱く全ての嫌な気持ちと交換して欲しい」だなんて申し出るホムラ。
先日読んだばかりのミクロの宇宙をだいぶ引きずっているわたしは「だからどうしてあなたはそうやって全部請け負ってしまうの」とだいぶ胸が痛んでしまったが、「嫌な気持ちがどれだけあっても僕は消化できる」「君の笑顔を見たら嬉しくなるから」って返答に心底ドキッとして、今度はぎゅっと胸を締め付けられるような感覚になってしまったさ…
いやわたし、今はもう子どもらも中学生でなかなかそういう場面には直面しないのだけど、10年前20代の頃は仕事で嫌なことがあって滅入った気持ちと表情で保育園のお迎えに行くと「ママの笑顔がただ嬉しい」って書いてあるような顔して駆け寄ってくる我が子たちになぜか涙が溢れて止まらなくなる、みたいな体験めちゃくちゃあったんよ(しらん
どんな感情が湧いてそうなるのか自分でもいまだ解明できてないんだけど、今回ホムラに対しても全く同じ現象が起こってるんで、たぶん「受け止めきれないくらいピュアで優しい無償の愛」みたいなものがわたしのキャパを超えてそうなってるんだと思う(?
同じだけのものをこの子に返したいって思うのだけど、もらうものがあまりにも無尽蔵で、美しくて、やっぱり自分にはこんな偉大なものを与えられるような力量きっとない、みたいな想いもある。うーんこの機にちゃんと言語化してみようと思い書き始めたが思ってたよりうまく言葉にできなかったな(諦
ちなTikToktとかで見ず知らずの小さい子がひたすらご家族やお友達に笑い掛けてるような動画とか、とにかく互いの存在それだけで幸せなんだろうことが伝わってくるカップル動画やファミリー動画にも結構泣いてしまうんだけど、これは病気なのかな←
逆に「この子が笑ってくれたらもうそれで全部オッケー」って気持ちもめちゃくちゃよく分かるよ。
全部素直に受け取ってたくさん笑っていよう。