年々の誓い
恋と深空攻略キャラのアプリ内バースデーイベントがめちゃくちゃ良過ぎた件←
イベント形式的には乙女系アプリには結構ありがちな「期間内にアイテムを集めてバースデーケーキを作る」というものなのだけど、ひとつひとつの収集アイテムにちょっとしたエピソードが組み込まれていたり、誕生日当日に向け徐々に解放されていくイベントストーリーもかなりボリューミーで読み応えがあり、最終話では作ったケーキを彼に手渡すシーンまで描かれ読了後もデスクにレイアウトできてしまうなんて、個人的には「こんなに丁寧にやってくれるんだ」ってちょっと感動しちゃったな。
一見サブっぽい要素であるアイテムのエピソードも、やっぱり甘いものが大好きなレイ先生にとってもほっこりしたし、「梨で問題ナシ」のくだりは「あの寒いギャグで女の子のハートを射止めてるのか」って困惑してたセキさん思い出してだいぶ笑っちゃったし、他にも幼少期の主人公ちゃんとの思い出をまた少し新たに知ることができたりとかなり楽しめる内容でした。
他の子たちの誕生日も楽しみだなぁ。開催期間が短めなのとアイテム集めに「発注から30分後にお届け」というプチ縛りがあるため1日1イン勢は多少がんばらねば最終日に石を割るはめになるぞってことだけは忘れないようにしようw
イベストの方は9月5日を間近に控えた主人公ちゃんが「レイは毎年誕生日をどう過ごすのか」彼の同僚たちに尋ねに行くシーンから始まるのだけど、いきなりのセキさん登場に驚いて思わず声上げてしまったよ。

かっっっっわ(悶
童顔どころの騒ぎじゃないやん赤ちゃんやん←
案の定レイは毎年手術室で誕生日を過ごしているが今回ばかりは大事な右手首に軽い腱鞘炎のような症状があるため回復するまで執刀はお休み、数日間自宅で安静に過ごすことになっているらしい。
これを聞いた主人公は願ってもないとバースデーサプライズを計画し始めるのだけど、きっと腱鞘炎も自分の誕生日も何も気に掛けていないだろうレイが休養中にも仕事を持ち帰り働き詰めてしまうのではないかと危ぶんで本当に休む気はあるのかと際どい身体検査を始めたり「復帰まで毎日家に様子を見に行く」と監督役を名乗り出たりする。
そわそわしたり口元を緩めたり何やら探りを入れてくるような彼女の様子にレイはすべてを悟ってしまうもしばらくは素知らぬふりを続けてやり、「これまでもらったプレゼントの中でいちばん忘れられないものは何か」という問いには「幼い頃両親にもらったあるプレゼント」について打ち明けてくれるのだが、これがたまらなく泣けてしまったので以下覚え書きです。
レイのご両親は世界で活躍する医療団体に所属しており、多くの時間を我が子と共に過ごしてやれない分、派遣された土地土地で現地のものを購入し誕生日にまとめて送るのが習慣になっているらしく、レイ宅のクローゼットには巨大な木箱いっぱいに世界各国からのプレゼントが溢れ返ってる。
天文時計のバッジや青いカバのマスコット、ある木彫りの民芸品は「子どもの健やかな成長」を願って彫られたものだそうで、「こんなに大きくなったのにまだ成長しろということか」なんてレイは笑ったりもするが、「毎年両親からの国際便で自分の誕生日を思い出す」「中身を確認して初めて両親がどこで活動していたのか知ることもある」と、この習慣もご両親からの愛情もとても大切にありがたく思っている様子。
中には「翼の生えたカラフルなゾウ」のぬいぐるみなんてものもあり、それは「悪夢に出てくるどんな化け物も追い払ってくれる」と言い伝えのあるものらしいのだけど、「このゾウのおかげで悪い夢は見なくなった?」という主人公ちゃんの何気ない問いに一瞬だけ表情を曇らせたレイ、直ぐに穏やかに笑って「悪夢は見ても化け物は怖くなくなった」って答えるのだよね。
それは彼女に向けられた言葉なのかゾウのぬいぐるみに言っているのか、レイは今すべての恐ろしいものに自分自身の力で打ち勝っているけれど、本人は彼女の存在やご両親からのお守りによる力だと信じているんだな。だからこんなに強く居れるのか。涙
もちろんどのプレゼントにも特別な思い入れはあるが、レイにとってもっとも印象深い贈り物は物理的なものではなく、ある年の誕生日幼い彼を街へ連れ出したご両親が、「誕生日の日にいちばん始めに出会った知らない人がくれた祝福は丸一年効果が続く」と言って、本当に知らない人に声を掛けに行ったこと、なのだそう。
声を掛けられた人がどんな人だったのか自分がどんな祝福を受けたのかその辺は忘れてしまったが、今思えばひとりが好きなレイを他の人と触れ合わせるために考え出されたおまじないだったのか、あるいはこうして仕事の都合で誕生日をそばで祝ってやれないことを見越してのことだったのかも知れないと見解するレイ。なんて良い話なの。
ファン院長から見れば「人混みの中に居ても永遠にその一員にはなれないかのよう」なレイ、彼自身も「時々自分がどんな場所にいるのか分からなくなることがある」らしいけど、ご両親はうんと昔からレイのそういう部分に気付いてこの子が歳を重ねるごとに知らない人と顔見知りになりその世界を広げていければいいと願っていたのかも知れんな…
主人公ちゃんはこれを受け「いちばん始めに出会った知らない人がくれた祝福」の再現を彼へのサプライズプレゼントにしようと決意するのだけど、レイ先生が彼女とどんな誕生日を過ごすのか気になって仕方がない彼の同僚たちは、どうやら「休養のため」なんて口実で素敵な別荘を前日から一泊貸し切ってお祝いするつもりであるらしいことを知り、「自分たちにも参加させて欲しい」と申し出てくる。
みんな前々からいつかそんな風に彼をお祝いしたいと思っていたのだね。当日は自分が車を出すと大張り切りのセキさん、パーティーに必要なグッズは任せて欲しいとエンさん、ああみんなレイのこと本当に大好きなんだなって思ったらまた泣けてしまったよ。涙
ラスト別荘でケーキを渡すシーンはセリフから最後手を握るところまでまだ見ぬ黎明抹殺者レイの夢の中のあの「触れてしまった」シーンまるでそのままで物凄く胸が痛んでしまったな。
こちらのストーリーでそれが描かれないのは主人公あるいは永久の預言者の神格化が未了のため起こらないのか、黎明レイがああして夢を見る未来がすでに書き換えられ始めているため起こらないのか、一体何を示唆しているのだろうな。
昔の願いが叶う時
バースデー思念は特別にガチャチケ20枚も配られるのだね。無償で20連も回せるなら大満足だし貧乏性なんでせっかく3万まで貯めた石崩したくなくて当初見送るつもりではいたのだけど、イベスト最後まで読んだらどうしても当日のサプライズが知りたくなっちゃって結局ぶっぱしてしまいました←
あなたの昔の願いが叶う時をどうか見届けさせてください。涙

そして、回し終えてみて気が付いたのだけどセイヤの誕生日って来月だったんだね(しろめ
だいぶ石溶けちゃったし規定回数も初の「70回」になってるんだけど、これって10連のちょうど10枚目に呼ぶとこうなるの…?

いやぁ来月もすり抜けなく無事お迎えできることを祈るしかないな(なんかフラグ