空に堕ちる
空に堕ちる

恋と深空を宗教思想史オタクがのんびり考察しています。

ネタバレを多分に含むうえ、新しく開放されたストを読むたびに考えが変わるため我ながらお門違いなこともたくさん綴ってあるのですが、プレイ記録も兼ねているため敢えてそういうものも全て残したまま書き進めております(土下座

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余暇の章

モモコとふたり市内にある「Twinkle」というアミューズメント施設で遊ぶ約束をしていたらしい主人公。当日急遽都合が悪くなってしまったモモコが用事を終えやって来るまでの間どのようにしてひとり時間を潰そうか考えあぐねていたところ、難しい顔をしたセイヤが突然店内に入ってくる。

「長蔭通り500号」「ここは中古ビデオショップじゃないのか」ってキョトン顔で聞くのだけど、どうやらそれは「10年以上前になくなってる」ってことらしい。
前回秘話を読んでわたしはいま個人的に「セイヤ時間軸を移動できる説」を推してるんですが、これも過去や未来を行ったり来たりしてるせいでいろんな時系列混同しちゃってるってことなのかな?

「今日ここには危険があるはずだ」ってセイヤは周囲を警戒してるけど、探査器やEvolではそれらしい波動を感じられない主人公。
こういうのも未来から来た人あるあるだよね? なにか事件の日付と住所だけは覚えててこれを未然に防ぐためにやってくる的な。

セイヤはクレーンゲームのぬいぐるみのひとつを「細工されている」と怪しんで、なかなか捕まらない店員さんに痺れを切らしこれを「自分で取る」と言い出すのだけど、山のようなコインが残り数枚になるまで挑み続けても取ることができない(なぜ

このままではセイヤが最終手段を用い店をめちゃくちゃにしてしまうのではないかと危ぶんだ主人公が「最後は自分にやらせて欲しい」と申し出て無事問題のぬいぐるみをゲットできるのだけど、調べてみるとバースデーケーキのスパークラーのような小さな花火が弾け出るという可愛らしい仕掛けが施されているだけだった。

ギャグのような結末に思わず笑ってしまうも、こうしてなかなか取れないぬいぐるみに正味3時間も挑み続ける常人の域を超えた「執念」こそがセイヤをすごいハンターたらしめる所以だったんだと感心する主人公。
「ワンダラーを7万体くらい倒せば誰でもこうなれる」と謙遜するセイヤに、「てことは3歳から働いてたの?」って主人公は驚くのだけど、いやそもそもワンダラーが生まれたのが14年前ぞ? そんなわけなかろうw
これもやっぱりワンダラーがいるとこいるとこ時間軸を移動してるからそれだけの数になっている、ってことを示唆しているのかなぁ。
1日10体の計算で換算して「3歳から」って結論に至ったみたいだけど、主人公にもセイヤは22歳とかそれくらいの年齢に見えているのだな。

セイヤはくるくると分かりやすく表情が変わるホムラくんなんかに比べるといつも同じキョトン顔であまり感情が表に出ない子だと思ってたんですが、よくよく見てるとちょいちょい悩まし気な困り顔や決意に満ちた顔、核心を突かれそうになりギクっとする顔やそれをごまかそうと取り繕う気まずそうな顔など、実はめちゃくちゃいろんな表情を見せてくれていたんですねぇ。

「そうそうつまり3歳から剣の稽古してて…」って顔は完全に嘘の顔だけど、その後「一緒に稽古する奴ができてからは楽しかったな」って思い出に浸りつついろいろと打ち明けてくれたときの顔は真実でしたね。
未来にもまだハンターって職業は残ってるのかな?
彼の戦友たちも今はあちこち過去や未来に散らばってるんだろうか。

ちなみにずっと書き残しそびれていましたが、セイヤはまるで「消えていなくなったのか」と思えるくらい光速で移動できるんですよね。
1章での基地跡では瞬間移動のように見えましたが、引力錨周辺から森入り口付近まで移動した3章では主人公を抱え空高く跳んでいるようにも見えました。
その際彼の身体の周りに僅かに光が舞うのでEvolを用いた能力なのかと思っていましたが、こうなると過去や未来を行き来するときに使ってる何か移動手段なのかとも思えてきますなぁ。