海が暮れるまで
ホムラのお誕生日は3月6日だったのね←
イベスト内で何度も触れられる「去年の誕生日」について「わたしもアプリを始めたのがあと数日早ければ」と悔やまずにはいられないのだが(しらん
収集アイテムが「発注後30分でお届け」から「ミニゲーム」に一新されているイベント形式には驚いた。アプリ内バースデーイベントをこんなに丁寧にやってくれる乙女ゲーが他にあるのかとただでさえ恐縮していると言うのに、イベントミッションは年刻みでリニューアルされていくシステムなのか? 恋と深空はつくづく飽きさせませんなぁ。
どうやら「君の世界を見せて欲しい」だなんて言われたらしい去年の誕生日を思い起こし「だったら今年は彼の世界へ行ってみたい」と思い立った彼女がビロノの歌劇場でソプラノ歌手をしているホムラの叔母「タンレイ」を尋ね一緒にビーチパーティーを計画する、というストーリーになってるが、今スト初お目見えのタンレイさんの半身立ち絵が想像の倍若くて美しくて見惚れちゃって興奮のあまり序盤は全然話が入ってこなかった(殴

リモリア人は誰かの誕生日を祝うとき暗黙の了解で主役の元へ集まり歌や踊りを楽しむのだと言うが、これだけ華のある人たちが大自然の中でたわむれ遊芸に興じる姿はなんと絵になることか。テイラーの庭園で催されたあのガーデンウェディングが思い出されるな。
これまで早々に思惑を見抜いて敢えて素知らぬフリを貫いてくれるレイへのバースデーサプライズや、逆にまんまと騙され困惑しているセイヤの誕生日も見てきたが、ホムラはとにかく彼女が内緒で臨空を離れたりこそこそ誰かとやり取りしてることがイヤ過ぎてそれ以上は目に入らないパターンなのね。お陰で無事彼の「友人」である陸に住むリモリア人のみんなに招待状を出し希望通りの食事や装飾をこっそり手配することができました。
そうして迎えた3月6日当日、昨日までモーターボートにぶん回され叫び倒し「らしさ」全開で笑わせてくれてたホムラからアプリログインの瞬間かかってくるビデオ通話にはめちゃくちゃ泣かされてしまったよ。涙

以前は燃える炎のような男の子だったホムラが「あのリモリアの事件」以降冷たく危うい岩礁のような人に様変わりしてしまったことを心苦しく思っていたタンレイ、ようやく「心が飲み込まれそうになったときに引き留めることができる人」を見付けたのに「それが大事だと理解していない」様子の彼にはその人の存在が「あなたが立ち続けるための支え」になると訴え、彼が「過去ではなく現在を生きることができるように」と言葉を尽くしていたのだけれど、あの頃のホムラはまだ「リモリアのことの方がもっと大事だ」と言って決して首を縦に振らなかったのだよね。
わたしも「早くグロリオサの花束を渡せる日が来るように」と願いながら一方で数え切れないほどの「忘れないで」を抱えている彼にどうしてそれができようかと苛まれたりしてました。タンレイさんの「もう心配はなくなった」ほど待っていた言葉ってないよ(ないてる

さらにホムラは彼女への感謝の気持ちとして「この広い海の全てを君に」見せたいだなんて言うのですよね。そして彼女が「何も恐れず」この世界に立てるよう自分も彼女を支える存在になりたいと。
きっと「海の全てを少女に」捧げた海神が「これで恐れることは何もない」と逆鱗を首に掛けてやったときも同じ気持ちだったんじゃないかって思ったら咽び泣いてしまったわ。涙
誕生日が賑やかでも静かでも人混みでもふたりきりでも「君さえいれば幸せ」なホムラは彼女が自分の願い事を言い当てられても当てられなくてもバースデーカードに何が書かれていてもそんなことは一切なんだって構わなくて、彼女の「存在」そのものが支えであり、ただありがたく嬉しくて、何をどんなに伝えても捧げてもきっと少しも足りないのだね。
最後は「こんな特別な色をした海をふたりで眺めてみたかった」というホムラが彼女の肩を抱き「夕焼けでピンク色に染まった海」を見渡しながら、本当に大切なのは特別な景色ではなくたとえ何の変哲もないありきたりな海であろうと「君と一緒に眺めること」が特別なのだと結論するのだけど、同じように少女と身を寄せ合って「海底の夕焼け」を眺めていた海神が「陸の夕日ってそんなに海と違う?」と溢しながらその肩をぐっと抱き寄せたのは、「やっぱり君は陸へ帰りたい?」などと尋ねたかったわけじゃなく、幼い頃から「太陽の真似事に過ぎない」と感じていたその本物でない夕日さえ「君と一緒に眺めれば特別」なのだとただ伝えたかっただけだったんじゃないか、なんて思ったら、ティッシュ1箱なくなっていました(嗚咽
果てしなき海に沈む
実はタンレイさんにもらった10連分の無償チケットで来てくれました。レイとシンが鬼渋い分いつもすんなり来てくれるセイヤとホムラくんに感謝(拝


と言うか、今回ガチャ画面の左上に再生ボタンらしきものがあってタップしてみたらはちゃめちゃに泣けるプロモーションムービーみたいなのが流れ始めたのだけど、こんなの前からあった?←




「この魚はリモリアの永遠の契約の象徴」「僕たちがいちばんよく知る方法」って、こんな美しい音楽や映像とともにそれだけ聞けばもう泣いてるが…
「ホムラがいちばん大切な人を連れてきた」と分かった「彼ら」の中にはふたりが助けたあのクジラの赤ちゃんもいるのかな? また時間ある時に集中してじっくり読みたいな。楽しみだなぁ。