星の泊まる場所
恋と深空バージョン4.0「深空の見届けの下に」とはこれ今回個別ストーリーにおいてはついに彼らが「伝説」という名の業因をひとつ断ちようやくふたりが今世「新しいスタートを切った」と解釈してもいいもんでしょうか?←
思い返せば「春から花へ捧ぐ」実装時「スト読み中に突然画面がピンク色になって動かなくなる」という謎の不具合でイベスト「万物が目覚める春」を丸っと読めていないこともありひょっとしたらとうに達成されている話に今頃ひとり興奮している状態なのかも分からんが、いやはやこの壮大なBGMも相俟ってたった数分間のプロモーションムービーに数年分くらいの涙を流してしまったわ…

実装イベ「黄昏の前、誓いの後」をちらり読む限り何やら深空トンネルの波動の錯綜により「異象空間」とやらが各所に発生し恐らくそれぞれがそれに一時的に呑まれての思念ストーリーなんだとは思うんやが、これってきっと眩光の軌跡あの謎の磁気が働く「星雲」に近いニュアンスなんだよな? みんながみんな「かつて見た別の世界」における「もっとも幸せな場所」であると同時に「もっとも悲しい場所」でもあった空間で「新たな誓い」を立て改めて「永遠」を約束しているかのように見える。



レイは「気分が良くないとき何をするのか」を打ち明け合い「雪の降る場所で踊れば互いにいい気分になれる」と手を重ねジャスミンの蕾は開かずとも「遥か昔の記憶が残っている」みたいに身体が自然と動くに任せたあの夜を思わせるかのような書架で同じように彼女を踊りに誘うけど、まるで彼が「悪夢」たるすべての力の介入から解き放たれたことを表すかのごとくふたりを囲うように舞う雪の中には「開花したジャスミンの花びら」が混じってる。あちらでは「満開になったジャスミンの花畑」にひとり残してしまうこととなった彼女に今度は「すべての花が咲くのを一緒に見届けたい」と言い、彼女が「いい気分になれる」とき傍に居るのが「常に自分であるように」だなんて言ってくれている。涙



ホムラはいちばんグッときちゃったまであるが、白いカモメが頭上を旋回する朝焼けの海面を少女の手を引いて歩き唇にキスをして「海の全てを捧げた」あの日と同じ朝日の反射する海をもう一度「丸ごと君へのお返しに」だなんて言ってるし、それこそ彼女の喪失を嘆き涙が真珠となって沈んだあの夜明けの海のような東雲の朝凪を背に「永遠」を「信じるチャンスをくれないか」問うている。こちらはその「永遠」を疑いなく信じていた「海神の人生でもっとも幸せな一日」からついにそれを自ら手放さなければならなかったその決断を潔く下せない場面も「終わらせる」ことを命ぜられる瞬間も見てるんできっと誰よりも怖いけど誰よりも信じていたい「永遠」を再び彼に確信させてくれたのだろう彼女の返答を思わせる「リモリアの目覚め」と共に潮の間から躍り出るクジラの幻影と「雨水と海水が混ざり合い別れる前の姿に戻る」ことで空に架かる虹の演出に咽び泣いてしまったよ。



これを見るまで気付かなかったが確かにシンが彼女と魂の半分を交換した「礼拝堂」とは同時にふたりが引き裂かれた場所でもあるのだよな。夢を介して「たとえこの聖堂の外で世界が終焉を迎え大地が揺れ山が震えても永遠に裏切らない」とは指切りしてもらったが「たくさんの思い出を共有」することはこの場所を最後に叶わなかったとも言える。「期限がないことを願う」とは彼にしては珍しく自信なさげにも聞こえるが直後何かを決意したかのような彼女に目をやり満足げである辺り「彼女に選択を委ねた」ようなニュアンスだったりするのかな? そうかすでに永遠に生死を共にし続けることになっている彼女には「永遠に自由に生きてもらうこと」こそが今世シンのただひとつ望むところであったよな、そう言えば。夢の中ではなく「人々が誓いを交わすために来る」こんな場所で改めて「永遠に裏切らない」ことを告げたくて彼は「最後の意地で魂を繋ぎ合わせ」こちらへやって来てるのかも知れないな。



こちらもすっかり忘れていたが、マヒルが長らく彼女を連れて訪れることを「夢見て」いたあのフィロスの遊園地は彼が初めての彼女の笑顔に「互いに互いの楽しいを見ていた」ふたりだけの楽園であると同時に「別れを告げるかのような笑顔」で「兄ちゃんは妹のためなら命を捨てられる」ことを宣言し残された彼女がひとり絶望に駆られていた場所でもあったよなと。遊覧列車が壊れていようがいまいが彼女が笑顔になるのはいつも「お前の欲しいもの」を本物にしてくれる彼の手品に違いないのだけど、彼女の欲しいものとは常に「彼との未来」だったから、こうして彼が「未来を約束する笑顔」で「新しい存在」としてこの先も傍に居ることを誓ってくれるそれがようやく「現実になった」夢であり「永遠の楽園」だとは誰が泣かずにいられるか。涙



そしてだいぶと前置きが長くなってしまったが、わたしにはこれがどうしてもかつてセイヤが「次の春が来たら」ふたり一緒に逃げてしまいたかった「あるのは一面の花畑だけで人間もワンダラーも居ない空を見上げればいつでもたくさんの星が見られる」あの「俺たちの星」へついに彼女を連れて来ちゃったかのように見えてしまってね。きっともう「ウルル星」たるお守りがなくとも彼が彼女と「永遠」を約束できるに至っているのだろうことは星からの手紙にて充分伝えてもらったが、いよいよ「俺たちのこの瞬間」を見届けてさえもらえればもう「この花たちは元いた場所に帰らないといけない」なんて言えちゃうセイヤ、もはやこれが個ストにおけるふたりのある意味ゴールなんじゃないか? って気さえして、無茶して来てしまったよ(倒

セイヤの思念ストにおける「異象空間」はエネルギーが安定している安全なものとそうでないものとに分類されており、深空ハンターは引っ切り無しに検出される「不安定な異象空間」の中から「エネルギー源」なるものを取り除いて回るという臨時任務に探査器の依頼通知が鳴り止まずあちこち現場に借り出され多忙を極めていたりする。星の磁場のエネルギー源がワンダラーであるのに対し異象空間は「物に宿った強いエネルギー」がトンネルの向こうからやって来てこれを展開しているようなイメージなのかな?
近日常にお互い別々の「不安定な空間」の中にいるふたりは電波の途切れがちな通信機で連絡を取り合うこともままならず数日振りに行動部のオフィスで偶然すれ違ってもすぐにまた別の現場へと急行しなければならなかったりするのだが、セイヤはまるで「学校の教室」のようなとある異象空間の中で見付けた「面白いもの」とやらをどうしても彼女に渡したいと言い「協会内でも瞬間移動を使って」出動前のほんの僅かな時間を確保しにやって来る。
それはボタンを押すと空中に「見知らぬ星系」の3Dホログラムが現れる「小さな丸い模型」であり「何かの授業で使われるもの」らしいのだが、そう語るセイヤの声が「どこか懐かしげ」だと言う辺りきっと流星の降る夜あの学園で「天文学の授業」に使われていたものなのだろうと思われる。かつて自分の死期を悟っていたクラスメイトの彼女はその授業で習った「100年に1度の流星雨」をセイヤと一緒に見られれば「もう思い残すことはない」なんて考えていたくらいだし、この模型とは実はその頃の彼女が特別気に入って大切にしていたものだったりもしたのかな。あるいはそういう強い想いがこちらで「学校の教室」を作り上げているのかも知れないと思うと早速泣けてきてしまうんだが。涙
なかなか会えない数日間「ひとりで過ごす時間はこっそり伸びているのかも知れない」と感じていたらしいセイヤに「時間が縮まないなら距離を縮めるしかない」なんて促されれば素直に抱き寄せられ肩に頭をもたげて本当は自分もずっとこんな「充電」を欲していたことを正直に打ち明ける彼女、とは言えすぐに姿勢を戻して「あっという間にフル充電された」と笑顔を作りこれでまたあちこち「走り回れそう」だと強がりを言ったりもするのだが、セイヤはそんな彼女が「働き詰めでかなり疲れている」ように見えることにちょっぴり気を揉んでいる。
そして「彼女よりほんの少しだけ早く任務が終わった」ある深夜オフィスにカップ麺をふたつ残し彼女の帰りを待っていたらしいセイヤに背を押され、ふたりは「柔らかな月明かりに染まるバルコニー」で一緒に夜食を摂りながら「束の間の休息」にネオンのきらめく臨空の街並みをのんびり眺めたりもするのだが、ハンターの仕事はもちろん好きだがこうも忙しいと時に逃げ出したくなることもある、なんて彼女がぽつり呟けば、セイヤは改まり「逃げるとしたらどこへ行きたいか」と尋ねてきたりする。
正直この時点で「逃げるとしたらここへ行きたい」をあんなに嬉しそうに語っていたセイヤの姿が鮮明に蘇り涙腺崩壊してるんだが、追い打ちをかけるように彼女は先日彼に貰った「模型」を取り出し投影される「未知の星系」に目をやってこの星々の中に「ワンダラーのいないハンターの必要ない場所」があるなら「ほんの少しの間そこで休みたい」だなんて言い出すのだよね。涙
しかも、続けて「セイヤもそんな風にどこかへ逃げ出したくなることがあるか」と聞き返してくる彼女に彼は「あんたに会う前は一度も思ったことがなかった」と、そして「あんたに出会ってからはますます思わなくなった」と答えるの。わぁぁん(号泣
フィロスの彼女に会うまではたとえ「幼い頃から許された自由が剣の稽古だけ」であれ王室から「逃げ出す」なんて考えたことさえなかったが、彼女と出会い「ずっと大好きで一度たりとも忘れたことのない大切な人」ができればついにワンダラーのいない王も騎士も必要ないそんな場所へ逃げ出してしまいたくもなった、けれども長い時を経てようやくこちらで彼女に出会えてからは逃げることなんて考える必要がなくなった、って、言っているんだよね? つまりセイヤが望んでいた春はもう迎えられてるってこと…(ないてる
連日の激務による疲労から話しながらも眠気に襲われ目を閉じてまどろんでいる彼女は「もし私が少しの間ここを離れるなら一緒に来てくれるか」寝言だと思って答えて欲しいとつい弱音を溢してしまうもその瞬間「新たな異象空間の検出」に探査器の通知音が鳴り響けば再び「強がり」に戻り颯爽とバイクにまたがって「ワンダラーのいないハンターの必要ない場所」へはきっと今すぐには行けないがそのうちこの忙しさが落ち着けばレストランや映画館や遊園地には行けるはずだと気持ちを奮い起こすのだが、「少しの間離れるだけなら難しくない」とだけ告げて彼女を送り出してやるセイヤ、今思えば本当にかつて自分が探し出し座標を記録して「いつか逃げ出したいと思うときがきたら一緒に行こう」と一心に訴えていたあの場所がまるで再現されているかのようなある異象空間が検出されていながらも敢えて手を付けずにいたらしい彼は始めから「彼女が望むなら」そこへ連れて行ってやるつもりでまさに「ほんの少しの間そこで休みたい」という返答を期待して「もしあるとしたら?」なんて問うたのだろうと思う。
指間の流星でも綴ったそっくり同じ感想を再び述べてしまうんだが、こんなに熱く燃え上がるようなものを秘めているのに常に彼女に起こす行動は「あんたが呼べば」「あんたが願えば」なのがセイヤなんだよな…
彼女がひと仕事終えたタイミングを見計らい「パートナーと一緒に調査しないといけない」くらいに厄介な現場だとしらこい口実で呼び戻し手を引いて洞窟の中を進んでいくセイヤ、引力錨を開いたあの禁猟区でもそうして彼に連れられこんな場所を歩いたことをふと思い出した彼女に「あの頃はまさかあなたとこんな関係になるとは思ってもみなかった」なんて言われて思わず立ち止まり振り返って「少しも思ってなかったのか」尋ねるも逆に「あなたは思っていたの?」と聞き返され、いつも言葉足らずな彼が珍しく「人は先に願いを抱いてそれからどうやって叶えるかを考えるものだから」と一から十まで説明するのに彼女の反応が「?」なのには泣きながら笑ってしまったよ。前科を積み重ね過ぎてもはや「いつも訳の分からないことばかり言う人」だと聞く前から決め付けられてしまっているんじゃなかろうかとw
洞窟を抜けるとそこには彼方まで伸びる小宇宙と「ホタルのような小さな光」が漂う広大な花の海が現れて、どうやら最後の「不安定な異象空間」であるらしいここへ実は「最後の任務」として「あんたと一緒に来たかった」ことを打ち明けてくれるセイヤが「広いうえに指数が低いため少し時間が掛かりそう」であるエネルギー源探しには「あの星を目印にして歩こう」と指差しながら「どこか遠い目で眺めている」という「地平線の果てに浮かぶ夜空を背にした巨大な惑星」がふたりのフィロス星なのだろうな。
これまでに見たどの異象空間よりも素敵な場所だと感じられるそこを「気に入ったか」と問われた彼女は彼がここだけに留まらずもっと広大な星の海を指してそう尋ねているような気がして「もちろん」だと答えるのだけど、満天の星の光を宿したかのように瞳を輝かせているというセイヤは一体どんな想いでそれを聞いているのか考えると込み上げるものがあり過ぎてまともに読んでいられない。涙
頭上をかすめる星々に「一緒に流れ星を見るのはこれが初めてじゃないよね」と声を掛けられ表情を陰らせて目を伏せたセイヤが「あなたの誕生日に噴水広場で流星雨を見た」と続ける彼女にすぐに笑顔を向ける描写は取り敢えず「俺はあんたを救えなかった」あの流星雨を経てこちらの流星雨に至っている「苦境を乗り越えている」方のニュアンスで読んでていいんだよな?←
そうして少し小高くなった丘の上まで歩き付くとふたりはそこに咲く「淡い青紫色の花」がこの空間の「エネルギー源」であることに気が付くのだけれど、それを取り除けば「ほんの少しの間休みたい」この時間も終わってしまうことから「その前にここで何かを残そう」と言い合って、恐らく彼女が何やら花や空間と「共鳴」したことで触れては弾け零れる光が「ハンターの制服姿」であるふたりを「純白の礼服姿」に変えてしまったりするの、これっていま彼女が「頭に思い浮かべたこと」が顕現しているの? それとも「光を手ですくって肩にかけた」セイヤのそれが? なんか、わたしにはかつてウルル星を訪れた「俺の妃になる人はブローチのピンで指を怪我するくらい不器用だ」と確信していたあのセイヤの想いや願いみたいなものを宿したこの「スターチス」のエネルギーが時空を超えやって来てそれを形にしているかのようにも思えてしまったが…(嗚咽
セイヤはその不思議なエネルギーと自分たちのEvolを使って「星は月の上で休むものだから」と三日月のゴンドラに「星を乗せて出航しよう」なんて言い出すが、えっセイヤが「ワンダラーのいないハンターの必要ない場所」で「少しの間休みたい」彼女に提案したものがこれだったってことなんだ? いやなんというぐうかわよ…(昇天

このスクショを最後にあとはひたすら泣いてるばかりだったんでちょっと記憶は飛んでるが、個人的には冒頭から「どこか懐かしげ」であったり「遠い目」をしている彼にやっぱり少し不安を拭えないような様子の彼女が「どこへ向かう旅でもずっとあんたの傍にいる」ことを約束されてなおスターチスが「元いた場所へ帰る」瞬間には「俺は離れない」と言う彼にそれでもぎゅっと抱きついて放そうとしなかったり念を押すように「もうひとりで旅をしなくいていい」と口にしたり星からの手紙といい彼の個ストにおける彼女はずっとこの「なんとなく信じ切れない」ようなスタンスのままいくのかなってのがやや気になっていたりする。
あとはセイヤが「星たちに見届けてもらいたい」という「宇宙と共にある誓い」なるものが「俺はこの宇宙である人と決して切り離せない印を刻んだ」ことであり「だから永遠に傍にいて欲しい」だったのもとても印象に残っているのだが、やっぱりあの流星の降る夜「特別なコア」とは彼の一部のようなものでありふたりの間には彼が「何度でもどこにいても必ずあんたを見付ける」ことができる「何か」が交わされていたりするのかな?
指間の流星セイヤは「受剣式」において恐らくかつてフィロスの王妃だったのだろうワンダラーと対峙して初めて「森で人間が星核エネルギーに転換されること」を悟ったように見えてたが流星の降る夜スト序盤から「何かを言いかけては口をつぐみ」すでに彼女を森に立ち入らせないよう計らっていたかのようにも見えたのはあれが「二度目」だったためなのか? なんぞ突拍子もないことを思い付いてしまった話はこちらに書いてしまったので端折らせていただくが、そうでなくともセイヤのこれまでにはあまりに「空白」が多過ぎるし、5部2章ああして彼女が「宇宙ひも」と共鳴し魂が時空を超えるような何かを経て「原初コア」となり「誕生を待つ」というプロセスをワンチャン彼が把握しているのであればロールバックとはフィロスの彼女が次に誕生を待つ場所へ先回りするための出航だったのかも知れんしな(いいえ
一匹狼の船出彼女が「学園でセイヤと目が合う場面に見覚えがある」のも「あんたが知らないと思ってる部分」だなんて匂わせ発言含め、秘話や伝説読了当時は「これにて伏線が回収された」と感心していたストそのものが外伝や今ストにおいてはこうして新たな伏線になっているように、ここで語られた「この宇宙と共にある誓い」というのもまたきっと彼の物語の今後の展開のために丁寧に各所に敷かれている伏線のひとつだったりするのでしょう。華麗に回収されもっと涙するのだろうその日が今から楽しみでございます。