恋と深空のんびり考察プレイ録

恋と深空のんびり考察プレイ録 - 空に堕ちる

恋と深空を宗教思想史オタクがのんびり考察しています。

ネタバレを多分に含むうえ、新しく開放されたストを読むたびに考えが変わるため我ながらお門違いなこともたくさん綴ってあるのですが、プレイ記録も兼ねているため敢えてそういうものも全て残したまま書き進めております(土下座

臨時の仲間

これって本編シンというキャラクターにとってめちゃくちゃ大きな補完なんじゃないか? と言うのも、ぶっちゃけこれまでわたしの中では唯一シンだけが過去世ではない「今の人生で」彼女と過ごしたであろう過去というものがあまり具体的ではなかったのだよね。

どうやら魂に刻まれているらしい「過去世での記憶」ってときどき超自然的に蘇ることもあれば「共鳴」で垣間見ることもあるが基本的にはどれも薄ぼんやりとした「気配で感じ取るようなもの」であって誰も明晰な地続きの記憶として来世に引き継いでいるわけではないじゃない。実は本編どのカレも始めは「別世で結ばれた愛する人」としてではなくたとえば「昔から好きでずっと探していた相手」や「かつて勉強の面倒を見ていた近所の子」、あるいは「あの約束の岩礁でずっと待っていたのに会いに来てくれなかった女の子」だったり「避難所で一緒に引き取られた妹」として彼女と接しているし、それぞれ「今の人生で」彼らが彼女を好きになるだけの理由や切っ掛けがあるのよね。

ところがシンは「どこか闘技場で共闘していたような」とても曖昧で断片的な情報しかない割に本編初登場から「お前はこういう奴だろ」って妙に知った顔で「過去も未来も思い出させてやる」なんて言い出すし、言葉は挑発的でもきっと彼女のことが長らく大好きで今も可愛くてたまらないのだろう態度をどうやら隠すつもりもない、なんならお前も俺のことが大好きで当然くらいの自信に満ち満ちているものだからわたしシンに限っては「過去世から丸ごと記憶を保持している」類を見ない特殊個体なのだろうくらいに思いながらここまできてしまったんだが←

こうやって同じ場所で育ち長く共に戦い逃げ延びて食料を分け合い家を作り一緒に暮らしてた、そこでふたりの未来を夢に見たっていう思った以上に長くて濃い「今の人生で彼女を好きになるだけの時間」がシンにもしっかり存在したんやな。

宇宙闘技場

今回この「闘技場」の全貌が明らかになったことであらゆる点と点がようやく線で繋がったため改めてここでいろいろと再定義させて欲しい。

まず彼らの生まれ故郷「宇宙闘技場」とは決して神話的比喩表現でも怪しい実験装置でもなく、なんとそれ自体がひとつの小都市もしくは居宅付き娯楽施設になっているような「巨大宇宙ステーション」だったようである。外周にはさらに巨大な「金属リング」が回転していることから恐らくSF作品にはよくある「その遠心力で内側に疑似重力を作るタイプの典型的な人工宇宙都市」なのだろう。闘技場内にはメインアリーナや駐機場や外周通路なんかがあって、さらに闘技に出場させられる「ファイター」たちは「監視区域」とやらに閉じ込められているもよう。

つまりシンは後年スケールアップして「星を股に掛ける大空賊」になったわけではなく、わたしたち地球の人間が「地上に都市を作る」のと同じように「宇宙空間にステーションや生活空間を築く」ことがもはや当たり前となった「新人類」の未来宇宙文明の中で誕生し、生まれたときからまるでチャリンコがその辺を走るように宇宙船が大量に航行し、一般人がまさに文字通りの意味で「星間市民」と呼ばれ、あるいは惑星ごとに統治者や領主が存在し、星間刑事が星々を見回って悪い奴が「時空監獄」に囚われる、それがそもそも「日常」だったということ。

しかも世界の深層『隣り合わせの生存』を読む限りロウハは「宇宙の膨張」つまり「時間」という概念を無視して「過去」の地球を「座標」と捉え「ワープ移動」をすることが「よくある警察業務」の言い振りなのである。彼らの文明にとって惑星から惑星へ移動することはまるで隣街へ行くような、過去や未来の座標へワープすることはちょっと海外へ行くような感覚だったっておかしくない。とは言えロウハが「宇宙線を避けて」緊急ワープをしていることも重要で、自認は「新人類」でも生物学的に酸素が不要になったとか真空に適応して生身で宇宙を泳げるようになったわけではなくあくまで自然法則を技術で克服している宇宙星間文明、という感じかな?

今回ふたりが逃亡する先の惑星あれこれも全部彼らの文明圏ないしその周辺にある「子どもが行けるような場所」なんだもんな。宇宙船で宇宙へ逃げたと聞くと大した話であるが、恐らく彼らの感覚で言えばある都市のある施設から「盗難車で郊外へ逃げた」くらいの話なのだろうと思われる。

未来文明

ちょっと脱線になっちゃうが、どうやら地球が「瀕死の星」となり地球文明が失われた後世それぞれのカレを主軸とした物語ではどんな未来文明が興ってる設定なのかようやく既出キャラ全員分が出揃ったと思うんで改めて並べて記録しておこうかと思う。

セイヤ

セイヤのフィロス文明は地核を失った地球というひとつの星を永遠に生かすため星そのものを人工的に改造した人工星核文明だよね。ここで人間の寿命や生命が星核システムと結びつき、彼らは永遠の星フィロスに帰属するフィロス人となった。世界の深層『幸運の循環』を読む限りフィロス星もしくはフィロス星域が崩壊することで彼らも一緒に消滅してしまうんで、文明の生命線は「星をどう永らえさせるか」になっている。彼らは日常的に宇宙航行で近隣星系へは行けるけど、距離だけでなく時間まで含めて宇宙の一点を座標として指定してワープ移動する「ロールバック」については計画当初成功率は50%そこそこだったものと。

レイ

レイのフィロスは人の力ではなく最高神の支配と預言の啓示によって生かされている。孤高の預言者を前に人は地を這う蟻のような存在であり、ちょっとここからは明記されていないんで全部わたしの妄想になるが(殴、たぶん神の意思を実行する神の道具たるレイがあらゆる可能性世界で「運命を変えて彼女を死に向かわせる」ということを繰り返すことで維持される律法文明だったのではないかな。すると文明の生命線は「神が定めた世界秩序そのもの」になるけれど、これが彼女の犠牲を要求するため預言者は神学的な反逆をすることになる。

ホムラ

ホムラのフィロスはとある深い峡谷に「生命体」として誕生した少女が「神に授けられた純真無垢な心」なるものを内包していることから星の不滅と人類には不老不死がもたらされている。惑星規模で海洋が崩壊してるのに人間社会だけが不滅を享受してるんで、本来海を循環させるための力が星と人類を永続させる力に転用されているような状態なのだろう。もしかしてかつての海神と花嫁の命運が交差してしまったことがこれを招いているのかな? と伝説『一念済度』を読んでちょっと思ったよ。海が循環させるはずだった生命をひとりの少女にとどめ地上に閉塞させたことで成立した疑似生態系文明。

シン

シンのフィロスは地球との接続部が一切匂わされていないんで地球文明→フィロス文明→新人類文明という歴史観なのかちょっと断定できないが、少なくとも現世シンが彼女と幼少期を過ごしたのは複数の星域そのものを生活圏にした星域間文明。人工宇宙都市、星間統治、星域間ワープが社会制度に組み込まれ、これを前提に行政・司法・警察制度まで構築されている。偽りの信仰と迫害のフィロスはすでに星間指名手配犯に破壊されてるし、ひとつの星域が崩壊したとて新人類が滅亡するわけではない。彼の場合は文明維持ではなく「無限に移動できる宇宙の中でそれでも誰かのところへ戻るか」が問われているのかな。

マヒル

マヒルのフィロスも今思えばとても分かりやすかったよね。チューリング技術やサイバネティクス技術が生み出した「永遠の命」が繁栄させた人工星系文明。時空のトンネルを抜ければきっと宇宙の反対側で静かに回っているのだという「青い惑星」を故郷とし、新たな星域でそれらを人工的に再現した星系を築いてる。ただし星系維持には破壊と新生それぞれのエネルギー波動を持つ二体の戦闘人形の均衡が不可欠で、彼らが「同調」すると文明の核たる恒星が超新星爆発ドッカンである。本来は自然循環であるはずのものを二体の存在に分離して装置として固定する、ふたりは世界を創世し維持するために世界に分かたれるという。

青白い塩の惑星

今ストは本編5部2章にてちらり描かれた幼いシンの一言「一緒に逃げないか?」の直後から始まるわけであるが、あまりに突然言われたことで心の準備ができていなかった、計画を立てていたなら前もって教えて欲しかった、などと隣のダクトからくぐもって聞こえてくる彼女の小言にシンは「計画なんて立ててない」し「その場の思いつきだ」なんて言うけども、なるほどこれがすでにシンの人生史の「転換点」になっていたのだな。

ワンダラーや人造人間みたいな怪物たちとひたすら戦い合わされていたというその場所で自分から彼女に「組まないか」と申し出て、長らく共闘するうちにいつの間にか言葉を交わさずとも互いに次の動きが読めるほど息が合い、ついに最後まで生き残ることになったふたり。もちろん始めは自分の生存が最優先なんで「こいつなら使える」からと始まった関係だったのかも分からんが、少女はやたらと機転が利き、知識があり、どうやら自分とは違う種類の強さを持っている。しかも闘技場という「殺さなければ殺される」「奪わなければ奪われる」同じ世界で育ったにも関わらず、彼女は食べられるものを見つけるとこっそり持ち帰り彼に分けてくれることさえあった。他者は「いずれ倒す相手」でしかなかったはずの世界で少女はシンを「分け合う相手」もとい「一緒に生き残る相手」として扱ってきたのである。

そこでシンは「最後の一騎討ち」という「世界が決めたルール」そのものが偽りだと感じたのではないかな。強者とは「ひとりで最後まで立っている者」ではなく「一緒に生き残る相手がいる者」なんじゃないか? みたいな。あるいはもっと漠然と俺はこいつと殺し合いがしたいのか? くらいだったかも知れないが、まあ世界が勝手に決めたルールなら破壊するか、という彼の原点のような気がする。

そうしてダクトを抜けた先に合流し、駐機場に一隻だけ残されていた見るからにボロボロの小型輸送船に乗り込むと、操縦桿にしがみついて運転を譲らない少女とこれを強引にEvolで動かそうとするシンはやいのやいのと揉めてるうちに半ば事故のように船を発進させてしまう。それでも赤黒い霧が危機を回避しながら小惑星帯へ突入し、どうにか追っ手を振り切ることには成功したものの、今度は船内に「エネルギー切れ」と「航行座標喪失」の警告が鳴り響き、結局ふたりは見たことのない青白い塩の惑星に不時着することに。

そこから数日間その広大な乾燥塩湖のような土地で過ごした時間は「逃亡のため互いにリスクを負えないならいつでも解散できる臨時の仲間だ」なんて言い合ってここまで来たふたりが互いを「臨時でなく常時の仲間でもいい」と思えるようになる期間だったんじゃないかな。彼女の方は正体不明の巨大生物を「あなたよりずっと凶暴そう」だと感じるも「私の命までは狙わない」という点で「あなたの方が好ましい」なんて言うけれど、こうして闘技場を出てなお広く未知の宇宙を生き抜いていくのに「共同戦線」を組むならやっぱりシンの隣が安全で安心できると再認識したのではないかと思う。

そしてシンの方は「共同生活」において彼女がただ生き残るより「暮らす」能力を持っていることに密かに感心を覚えていたりして。本で得た知識だと言いながら生き物がいれば「水源があるかも」と考え卵を見付ければ夕飯に持ち帰り鳥は下処理をして鉱石と根茎で火を起こすこともできる。シンにとって火と言えば闘技場で起こる焼却、爆発、懲罰、あるいは次のショーが始まる合図という暴力の予兆でしかなかったが、思い返せば彼女が起こす火はいつも温かいものを食べるための火だったと。

互いに実は相手のどこを仲間として認めているのか「宇宙闘技場でいちばん凶暴なバカ」が悪口から愛称になってしまうくだりに全部集約されているのがはちゃめちゃにいいよね。お前が「バカ」を補えるんだから「いちばん凶暴」な俺で良かったろ? とでも言いたげな。ただし熱い灰の中で蒸し上がった肉を一切れかじった彼女の目がパッと輝くのを見て「お前と組むのも悪くない」については単に反応が可愛くて傍で眺めていたくなっただけのシンプル恋である←

操縦桿

ここはちょっぴりわたしの解釈も入ってしまうんだが(ぇ、不時着で完全に壊れてしまったものと思われた宇宙船がどうやら「自己修復システム」なるものを作動させエネルギーを一部を回復させていたらしいことに気が付きひとり船を点検し始めるシン、それをこっそり眺めていた彼女がふと彼が少しだけ目を離した隙に操作パネルの操縦桿を外してどこかへ隠してしまうのは、恐らくシンが「万が一自分を置いて飛び去ろうとしたときのために」必ず自分に一声かけなければそれができないように対策しておいたってことなのだろうと思う。

同じ日の午後シンは案の定ひとり宇宙船に乗り込んで、ところが程なく操作パネルを起動させると危なっかしくも強引に離陸して思いのほか遠くまで飛び立ってしまったと。慌てて洞窟から外へ飛び出してきた彼女は「心の中で数を数えながら」しばらくただそれをじっと見送るばかりなのだけど、あまりにも遠く飛び去ることができるその船を見て、ああそうだ彼はたとえ操縦桿を失いまともに操縦ができなくとも行けるなら行けるとこまで行って墜落したらそこでまた生き延びる「いちばん凶暴なバカ」だったということにはたと気が付くのだよね。でも結局シンはいくらか経てば彼女の元へ戻って来て、第一声「どうして戻ってきたのか聞かないのか」と問うてくる。

つまりシンは彼女が操縦桿を隠し持っていることにかなり早い段階で気付いてたってことだよね。彼のことなんで「こいつ俺をひとりで行かせたくないんだな」くらい察してて、それでもわざわざ遠くまで飛んで見せて「俺が戻ってきた理由をお前はどう解釈するか」尋ねてきてるわけだから、最初から彼女を置いて本気でひとりで逃げるつもりなどなく「彼女の反応を見るために」少し飛んでみるか、くらいの悪戯心だったとも読める。

でもわたしはここシンの側にもほんの一瞬「このままひとりで行くこともできる」という可能性があったことを少女視点でかなり意図的に示唆していると思ってて、要はシンにとっては彼女の反応と「自分自身の気持ち」の両方を同時に確かめるための飛行だったのではないかなって。だって戻ってきたシンの眼差しからは「いつものからかい」が薄れ、代わりに「遠くまで飛んでいった末にようやく確かめられた何かが宿っているようだった」って書いてある。彼女に対して何かを確認しただけならここ「彼女の反応を見て満足した顔」とかになってもいいよね。でも彼が確認したのは「遠く飛んだ末にようやく分かった何か」だって。

たぶん彼自身も実際に飛んでみてやっぱりこのままどこへでも行けそうだってなるまで分からなかったんじゃないかな。闘技で生き残るための協力者であり監視区域を脱出するための「臨時の仲間」ならここで解散したっていい、でも実際にぐんぐん遠ざかってみると「…いや戻るか」ってなった。これは脱出が成功し逃亡が上手くいってさあここからはひとり自由にどこでどう生きたっていいですよって状況にいざ置かれたとき「それでも俺は戻るんだな」っていう自己確認だったと思うよ。目的が果たされても「解散」はしたくないんだなって。

もしかして「深空の見届けの下に」プロモーションムービーの「たくさんの思い出を共有する」関係に「期限がないことを願う」とはこのとき初めて確かなものになり長らく抱き続けてきた気持ちを彼がようやく言葉にして伝えてくれたシーンでもあったのかな?

良い夢ゴーグル

宇宙船のエネルギーが尽きる前にふたりが「次に身を寄せる惑星」として選んで着陸したのはどうやらかつて高度な都市文明が栄えていたものの今は人だけが消えインフラと一部の機械だけが惰性のように動き続けている「旧文明の廃墟」と見える星だった。ふたりは市街地の奥で扉半分と壁が3枚残された屋根も半壊のかろうじて貯水装置がまだ機能している廃屋を改修して仮の住まいとし、徘徊する壊れた清掃ロボットが何でも「ゴミ」と判定して荒ぶり追い回してくるのを何とかやり過ごしながら、無人の街を歩き回り、まだ使えそうなものを物色し、製造年月日の分からない食べ物を口にして過ごしてる。

あるとき彼女は「装着者の表層意識を読み取りレンズの中にひと時の幻影を映し出すことができる」というイメージ生成装置であるらしい「良い夢ゴーグル」なる古い娯楽機器を持ち帰って来るのだが、ここでふたりがそれぞれに見た「良い夢」が今ストの丸ごと要約になっていたような気がするよ。

彼女の見た夢は「小さな家」とテーブルの上に置かれた「2杯の温かなスープ」、今この仮住まいには屋根も壁もなく半分残った扉もシンがうっかり外して取り払われてしまったけれど、きっともっと家らしい家になってそこで温かい食べ物が食べられたらいいのにと無意識のうちに願ってるってことだよね。彼女の夢には「暮らし」が詰まっている感じする。一方シンの見た夢は「窓の外の夜空」とテーブルを挟んで置かれた「2脚の椅子」、もちろん同じ家の中ではあるけど彼の場合はそこでぼんやり外を眺める時間や逆に外から帰って座って休む時間を連想させるような「拠点」「足場」のイメージで、もっと「出入りすること」に向いている感じ。

塩の惑星から「共同生活」と「共同戦線」互いにどこを認め合っているのかそれぞれの強みが本人の夢に象徴されてるし、言わずもがなふたりともちゃんと相手の分が用意されてて「半分にして交換」して初めて完成するものになっているのもとてもいい。思えば今スト冒頭からふたりは蒸した肉や加熱された卵とあらゆるものを半分にして分け合ってるんだよね。飲料水を汲んだ水袋だって互いに手は付けずとも「二人の間」に置いて眠ったし、パリパリチップスなんて律儀に「一枚ずつ」半分にして食べている。

もちろん本編シンは「チェーン回路」を知ってるし右目を指差して「魂」なんて言うんで恐らく元より何か知ってるかこの先どこかで「ふたりの魂は半分にして交換されているのかも知れない」と確信するような何か決定的な出来事を体験するのだろうとは思うのだが、ぶっちゃけこれだけたくさんのものを彼女と「半分にして交換」してきたシンならワンチャン何を知らずとも身についた習慣と感覚で後年スペシャルメニューに「10.5グラムの魂」を加えることくらいできるんじゃないかとも思えてくるもんであるw

最後は宇宙闘技場の追跡艦に見付かって家ごと襲撃され、あれこれと策を講じ宇宙船で離陸を計るも結局撃ち落とされ(ここで彼女の言う「死んじゃった?」にツボってしばし笑い悶えたw、残骸になってしまった船を乗り捨てて廃都市の中を逃走するもすでに遠くからは新手のドローンが迫ってきているっていう、まじで完全に詰んでるし逃げ場も切り抜ける方法も全く何も思い浮かばない究極のピンチにしかわたしには見えないのだけど(殴、故郷もない先の計画もないただ檻から逃げ出したばかりの「2匹の小さな獣」のようなふたりの視界にはまだ見知らぬ星空が一面に広がっていて、それは充分「未来」と呼べるものだった。しかも本編5部2章「やがて深空トンネルが私たちを引き離した」という出来事がこの今生のふたりの話ならたぶん彼らはこの後しばらく本当に「もうちょっとマシな宇宙船」に乗って星から星へまだ逃げ続けた期間があったってことだよね?

ここから2034年ガイアで再会することになるまでの間がまだ不分明なんでちょっとあれだけど、何より今回いま目の前にいる暗点のボスその人が「今の人生で」彼女と過ごしたであろう過去を知ることができてとても嬉しかったです。改めて本編シンの彼女に対する距離感もめちゃくちゃ腑に落ちるようになったよw

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